オフロードバイクで旅やツーリング、キャンプを満喫したい――でも「積載」や「荷物の積み方」で悩んでいる人は少なくありません。走行安定性を損なわず、必要な荷物をしっかり運びたいけれど、どう工夫すれば良いのか迷うことも多いはずです。本記事では、オフロードバイクの積載の基本から実用的な注意点、おすすめ車種やリアボックス・リアキャリアなどの選び方、さらにはキャリア自作のポイント、便利なサイドバッグやシートバッグの活用法まで徹底解説します。積載力を引き出すカスタムやアクセサリー、旅仕様に仕上げるコツも紹介し、アウトドアやキャンプで大活躍するノウハウを初心者にもわかりやすくまとめました。快適なツーリングライフを目指すすべてのライダーへ、役立つ積載術をお届けします。
オフロードバイク積載の基本と荷物の積み方

- ツーリング荷物の積み方・最適な固定術
- 積載時の注意点と初心者が陥りがちな失敗
- 長旅仕様に最適なおすすめオフロード車種
- リアボックスで積載量を劇的アップする方法
- リアキャリアの種類と選び方・設置のコツ
- キャリア自作派のための実例と必要パーツ
ツーリング荷物の積み方・最適な固定術

オフロードバイクでのツーリングに荷物を積む際は、まず荷物の種類や量を事前にリストアップし、持ち運ぶ必要があるものを精査することから始めましょう。この作業をしっかり行うことで、余計な荷物を減らし、積載スペースを無駄なく活用できます。また、ツーリング中に本当に必要なものだけを厳選するクセがつくため、旅全体の快適さも大きく変わってきます。
パッキングの基本は、バイクの重心をなるべく低く、そして中央寄りに保つこと。荷物を積み上げすぎたり、リア側に偏らせすぎると走行中のバランスが崩れやすくなり、操作性や安全性に大きな影響が出てしまいます。重量物はできるだけサイドバッグやシートバッグの底部、リアキャリアの前側に配置しましょう。軽量なものや着替えなど、頻繁に取り出すものは上部やサイドに分けて収納すると、バイクの安定感も増し、アクセスもスムーズです。
また、バッグ類の選択肢はさまざま。リアボックスは頑丈で防犯性が高く、工具や貴重品の収納に最適です。サイドバッグはテントや寝袋、着替えなどのかさばるアイテム向き。シートバッグはカメラや行動食、レインウェアなど、ツーリング中によく取り出すものの収納に重宝します。用途ごとに使い分けることで、どんな場面でもストレスなく荷物を取り出せるだけでなく、荷重のバランスも自然と良くなります。
荷物の固定は特に重要なポイントです。ラチェット式のストラップやROKストラップ、荷物用ネットなどを活用し、積み荷が走行中にズレたり落下しないようしっかりと固定しましょう。固定具はバッグの持ち手やキャリアのフックポイントにしっかり掛け、なるべく複数箇所で固定すると安心です。さらに、走行中の振動でストラップが緩まないように工夫し、たまに休憩時に増し締めするのも忘れずに。特に長距離や未舗装路を走る場合は、積載物の緩みや落下を防ぐため、途中で荷物のチェックを必ず行うことが大切です。
さらに、ツーリングは天候の変化にも注意が必要です。積載全体を防水対策するのがポイントです。防水仕様のドライバッグやレインカバーを積極的に活用し、電子機器や衣類、寝袋など濡れると困るものは必ず個別に防水パックやジップロックに入れるようにしましょう。突然の雨でも荷物が守られていれば安心です。
パッキング完了後は、一度バイクにまたがって体勢や足つき、ハンドル操作の妨げになっていないか必ず確認してください。荷物の位置が高すぎたり、横に広がりすぎていないかも要チェック。不安があればすぐに積み直すことが、安全で快適なツーリングのコツです。出発前にこの工程をしっかり行うことで、ツーリング先での思わぬトラブルも避けやすくなります。
【オフロードバイクのツーリング荷物の積載場所と適した荷物例】
積載場所 | 適した荷物例 | 注意点やおすすめポイント |
---|---|---|
リアボックス | 工具、貴重品、電子機器 | 防犯・防水性が高く、鍵付きがおすすめ |
サイドバッグ | テント、寝袋、着替え、大きめ荷物 | 重量物は底部に。アップマフラーとの干渉に注意 |
シートバッグ | カメラ、行動食、レインウェア | 頻繁に取り出すものを収納。出し入れのしやすさ重視 |
リアキャリア | 追加バッグ、ドライバッグ | 重心をなるべく前側・低く |
その他(タンク等) | 地図、小物、財布、スマホ | 走行中にすぐ取り出したいものを |
【荷物の固定・防水対策グッズ一覧】
固定・防水グッズ | 特徴・用途 | 注意点やポイント |
---|---|---|
ラチェット式ストラップ | 強固な固定ができる | 緩みやすいので休憩時の再確認が必要 |
ROKストラップ | 高い固定力で人気、繰り返し使える | 固定ポイントの確認を |
荷物用ネット | 形の違う荷物も柔軟に固定できる | ネットだけでなくストラップ併用が安全 |
ドライバッグ | 完全防水で電子機器や衣類収納に最適 | サイズ選びが重要 |
レインカバー | 急な雨対策、バッグ全体を覆う | 事前に適合サイズを確認 |
防水パック/ジップロック | 小物や濡れたくないものの個別防水に便利 | 数枚常備しておくと安心 |
積載時の注意点と初心者が陥りがちな失敗

オフロードバイクの積載を初めて行う際、多くの初心者が無意識のうちに陥ってしまう典型的な失敗例があります。中でも特に注意したいのが「荷物の偏り」「過積載」「固定不十分」という3つのポイントです。例えば、荷物の重さが左右どちらかに偏っていると、バイクをまっすぐに走らせるのが難しくなるだけでなく、特にカーブで車体が思ったように傾かず、バランスを崩してしまうことも少なくありません。また、必要以上に荷物を積み込みすぎると、せっかくのオフロードバイク特有の軽快な走りが失われてしまい、重く鈍い乗り味になってしまいます。未舗装路やワインディングといった路面状況の変化が激しい場所では、この過積載によって操作性が大幅に悪化し、ライダー自身が思うようにコントロールできない事態も発生しがちです。
加えて、過積載の状態で急ブレーキをかけたり、転倒した際には、積み荷が外れて飛んでいく、またはバイクの下敷きになってしまうなど、重大な事故や大怪我のリスクが一気に高まります。さらに、リア側に荷物を集中させすぎると、発進時や坂道で前輪が浮きやすくなり、想像以上に不安定な挙動を生みます。場合によってはそのままコントロール不能となり、思わぬ転倒や路外逸脱につながるケースもあります。こうしたリスクはツーリングを始めたばかりの方だけでなく、経験者でも油断すると陥りやすいポイントです。
初心者の方は、まずはなるべく少なめの荷物から積載を始めることが肝心です。積み終えたら、実際にバイクにまたがり、左右のバランスや足つき、取り回しのしやすさなどをじっくりチェックしましょう。もし可能であれば、駐車場などの安全な場所で実際に軽く走行してみて、加減速やコーナリング時に違和感や不安定さが出ないかを必ず確かめてください。特に重い荷物を積む際は、一度降りてから再度積み直すのも大切です。
また、出発前には必ず荷物の固定状態を再チェックし、ストラップやネットが緩んでいないか、バッグの中身が偏っていないかを見直しましょう。ツーリング中も休憩ごとに積載状態をチェックする習慣を持つことで、より安全かつ快適な旅を楽しむことができます。オフロードバイクの積載は、準備と注意を怠らなければ初心者でも十分に楽しめるものです。積載計画とチェックをしっかり行い、トラブルのない素敵なツーリングを実現しましょう。
【オフロードバイク積載時に初心者が陥りやすい失敗例と注意点】
よくある失敗例 | 具体的な内容 | 発生時のリスク・注意点 | 防止・対策ポイント |
---|---|---|---|
荷物の偏り | 荷物の重さが左右または前後どちらかに偏る | カーブや直進時のバランス崩壊、転倒リスク | 重量物をバイク中心・下部に、左右均等に積載 |
過積載 | 不要な荷物を詰め込みすぎる | 操作性低下、軽快な走りが損なわれる | 必要最低限の荷物に厳選、リスト化で管理 |
固定不十分 | ストラップ・ネットの締め付けが甘い、固定箇所が少ない | 荷物落下、操作不能、重大事故・大怪我リスク | 複数の固定具を使用し、走行前後に再確認 |
リア側集中 | 荷物をリアにばかり積む | 前輪が浮きやすくなり発進・坂道で不安定 | リアキャリア・サイドバッグ等でバランス調整 |
チェック不足 | 出発前・走行中に固定やバランスを見直さない | 小さなトラブルが大きな事故に発展 | 休憩ごとに積載・固定の点検を習慣化 |
バイクへの負担 | 重量のかけすぎ、取り付け部位への無理な力がかかる | キャリアや車体部品の破損、パーツ脱落 | 耐荷重を守る、無理な取り付けは避ける |
防水対策の甘さ | 防水バッグやカバーの未使用、急な雨対策を怠る | 荷物や電子機器が濡れて使用不能 | ドライバッグ・レインカバー・個別防水で対応 |
長旅仕様に最適なおすすめオフロード車種

長距離ツーリングやキャンプ旅を本当に快適かつ安心して楽しむためには、積載力・快適性・耐久性のすべてを高次元で兼ね備えたオフロードバイクを選ぶことがとても重要です。旅仕様のオフロードバイクには、例えばホンダCRF250Lやヤマハセロー250、スズキVストローム250など、旅バイクの定番として数多くのツーリングライダーやキャンパーから長年にわたり圧倒的な支持を集めているモデルが存在します。これらのモデルは、純正オプションでリアキャリアやサイドキャリアの取り付けが可能となっており、旅の途中で荷物が増えてしまった場合にも後付けのアクセサリー装着がとても簡単です。また、各メーカーから車種専用のパニアケースやトップケース、防水仕様のサイドバッグ、積載補助グッズなど多彩なラインナップが用意されているため、キャンプギアや長期旅用の衣類・道具類・食料などを無理なくスマートに積載できるのが大きな魅力です。純正アクセサリーだけでなく、サードパーティ製の積載アイテムも豊富に流通しており、旅のスタイルや必要に応じて自由に積載カスタムできる点も嬉しいポイントとなっています。
さらに、これらのバイクは長旅を意識した設計が随所に見られるのも特長です。例えば、シート幅がしっかり広く設計されていて長時間のライディングでもお尻が痛くなりにくく、乗車ポジションにも余裕があるため疲れにくい仕様です。また、積載時でも足つき性や取り回しが損なわれにくいので、荷物満載でも林道やダート区間での走破性が高いこともメリット。CRF250Lは、エンジンが非常にタフで長距離走行でも信頼できるうえ、オイル交換やチェーン調整などのメンテナンス性も良く、旅先でのトラブルにも落ち着いて対応できるという安心感があります。ヤマハセロー250は、扱いやすさ・軽さ・コンパクトさを兼ね備え、女性やバイク初心者からも絶大な人気を誇ります。荷物の多いキャンプシーンや、細い林道ルートでも安心して使える万能モデルです。
さらにスズキVストローム250は、ツーリングに特化した装備や大型スクリーンによるウインドプロテクションが充実しており、高速道路での長距離移動もストレスなく快適にこなせるのが特徴です。どの車種も積載力アップのための専用カスタムパーツやアクセサリーが豊富に用意されており、ツーリングバッグやサイドケース、サブキャリアの追加など、旅の内容や期間に合わせて最適な装備を整えることができます。荷物をたっぷり積みたいロングツーリング派や、キャンプやアウトドアを存分に楽しみたい人にも、これらのオフロードバイクは自信を持っておすすめできる一台です。自分だけの「旅仕様」を作り込み、旅の思い出をさらに深く豊かにしてくれる最高のパートナーになるでしょう。
【長旅・キャンプ向けおすすめオフロードバイク比較】
車種名 | 積載オプション | シート幅・ 快適性 | 足つき・ 取り回し | 特徴・旅向き ポイント | おすすめ ユーザー |
---|---|---|---|---|---|
ホンダCRF250L | リア/サイドキャリア、パニアケース対応 | 広め、長時間でも疲れにくい | 良好 | タフなエンジン、整備性が高く長旅に安心 | ロングツーリング派 |
ヤマハセロー250 | リアキャリア、サイドバッグ多彩 | やや広め、初心者にも優しい | 軽くて扱いやすい | 軽量・コンパクト、林道・キャンプに強い | 女性・初心者~ベテラン |
スズキVストローム250 | 大型リアキャリア、サイドケース | ワイドで厚みあり | 安定感高い | ウインドプロテクション充実、高速・長距離も快適 | 長距離移動・アウトドア派 |
【旅仕様オフロードバイク主要3車種 積載対応・旅快適ポイント比較】
比較項目 | ホンダCRF250L | ヤマハセロー250 | スズキVストローム250 |
---|---|---|---|
積載カスタムパーツ | 豊富(純正・社外) | 豊富(社外多い) | 純正アクセ多数 |
シートの広さ・疲労度 | 広め・低 | 普通・低 | ワイド・低 |
足つき性 | 良好 | とても良い | 安定感ある |
車体重量 | 標準 | 軽い | やや重め |
オン・オフ走破性 | 高い | 高い | オンロード重視 |
女性ユーザーの扱いやすさ | 標準 | 優れる | 普通 |
長距離旅の安心度 | 高い | 高い | 特に高い |
キャンプ適性 | 高い | 高い | 高い |
【オフロードバイク旅・キャンプにおすすめの積載オプション】
オプション名 | 対応車種 | 主な利点 | 追加可能なアイテム |
---|---|---|---|
リアキャリア | 3車種すべて対応 | 大型荷物をしっかり積載 | リアボックス・サイドバッグ |
サイドキャリア | CRF250L、Vスト対応 | 大型サイドバッグ装着可 | キャンプ用品・パニアケース |
パニアケース | 全車種(要社外品) | 完全防水・大容量収納 | 工具・食料・貴重品 |
タンクバッグ | 全車種 | すぐ出す小物を整理 | 地図・スマホ・行動食 |
リアボックスで積載量を劇的アップする方法

リアボックスは、オフロードバイクでの積載を大幅に拡張できる代表的なアイテムです。特に長距離ツーリングやキャンプなど、どうしても荷物が増えてしまうシーンでは、その恩恵を実感できるでしょう。リアボックスは防犯性や耐候性も高く、貴重品やカメラ、工具、アウトドア用品などを安心して収納できます。最近では大型タイプや鍵付きモデル、アルミ製や樹脂製などさまざまなバリエーションが登場し、用途や予算に応じて最適な選択が可能です。さらに、リアボックスは長距離移動や悪天候が予想される旅において、ライダーの精神的な安心感ももたらしてくれます。例えば、突然の雨や急な天候変化が起きた場合でも、荷物が濡れる心配をせずに走行できるため、ストレスが大幅に軽減されます。また、バイクから離れる際も鍵付きボックスなら防犯性が高く、食料や電子機器などの保管場所としても大活躍です。
リアボックス選びでまず重要なのは、装着するバイクのリアキャリアとの適合性です。キャリアとボックスの取り付け部分がしっかりフィットするか、耐荷重が十分かどうか、メーカーの指定やユーザーの口コミも確認してから選びましょう。耐久性の面では、激しいダート走行や未舗装路の振動にも耐えられる設計かどうかも要チェック。雨天走行が多い方は、防水・防塵性能が高いボックスを選ぶことで、内部の荷物が濡れる心配を大幅に軽減できます。また、重量が増えるとバイクの取り回しや重心にも影響が出るため、自分のバイクと相談しながら適切なサイズや重量のモデルを選ぶことが大切です。可能であれば実際に店頭で取り付け例を見たり、経験者のアドバイスを聞くと失敗しづらくなります。
また、ツーリング先で素早く荷物を持ち運びたい方には、ワンタッチで着脱できるクイックリリースタイプが非常に便利。ボックス単体で持ち歩けるハンドル付きモデルも増えています。積み込み時には、走行中に中身が動いて音が鳴ったり偏ったりしないよう、仕切りや収納袋、クッション材を活用するのがおすすめです。荷物が暴れると転倒や故障の原因にもなるため、すき間なく荷物を詰め、不要な隙間はタオルや衣類で埋めるなど細かな工夫も安全性アップにつながります。さらに、荷物の種類ごとに小分け用のケースやスタッフバッグを活用すれば、現地での出し入れも格段にラクになります。最近は内部にポケットが多いボックスも登場しているので、貴重品や細かいアクセサリー類の管理にも役立ちます。
リアボックスは単なる「収納場所」ではなく、ツーリングやキャンプの楽しさや快適さを大きく広げてくれる必須アクセサリーです。見た目のカスタム効果も高く、バイク全体の雰囲気や使い勝手を一段と高めてくれる存在。自分のバイクのスタイルや用途に合わせて最適なボックスを選び、積載の可能性を最大限に活かしましょう。日常使いから本格的な旅まで、リアボックスをうまく取り入れることで、あなたのオフロードライフがさらに快適で自由なものになるはずです。
【リアボックス選びの比較表と活用ポイント】
比較項目 | 大型タイプ | 鍵付きタイプ | アルミ製 | 樹脂製 | クイックリリース式 | ハンドル付きタイプ |
---|---|---|---|---|---|---|
容量 | 40L以上 | 20L〜40L | 30L〜50L | 20L〜45L | 20L〜45L | 20L〜40L |
防犯性 | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
防水・防塵性 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
耐久性 | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
重量 | やや重い | 普通 | 重い | 軽い | 普通 | 普通 |
取り付けの簡単さ | 普通 | 普通 | 普通 | ◎ | ◎ | ○ |
取り外し・持ち運び便利度 | △ | △ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
デザイン性・カスタム性 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
おすすめシーン | 長旅・キャンプ | 日常使い・旅全般 | ハードユース | 軽快ツーリング | 宿泊先で取り外し頻繁 | 手持ちで移動が多い |
【リアボックス選び&積載術のポイント】
チェックポイント | 内容例・アドバイス |
---|---|
リアキャリアとの適合性 | 事前に対応・耐荷重を要確認 |
容量・サイズ | 荷物量や積載予定に合わせて選ぶ |
防水・防塵性 | 雨対策でドライバッグや防水タイプが安心 |
防犯性 | 鍵付き・ロック機能が必須 |
取り外しやすさ | クイックリリースやハンドル付きが便利 |
荷物の固定方法 | 仕切り・袋・クッション材を使い中身の偏り防止 |
バッグ内の整理 | 小分けポーチやスタッフバッグで出し入れも簡単 |
見た目・カスタム性 | バイクのスタイルとコーディネートして選ぶ |
取り付け例や経験談の活用 | 店頭や口コミ、SNS情報を参考にすると失敗しにくい |
用途 | 日常・ツーリング・キャンプと使い分けが大切 |
リアキャリアの種類と選び方・設置のコツ

リアキャリアはオフロードバイクにとって積載力を大きく左右する重要なパーツであり、ツーリングの快適さや荷物の運搬効率にも大きく影響します。その種類は大きく分けて純正キャリアと社外品キャリアの2つに分かれます。純正キャリアは各メーカーが車種専用に設計しているため、車体との相性やフィット感が抜群で、信頼性・強度・耐久性ともに非常に高く、バイク初心者や積載カスタム未経験の方にも安心しておすすめできます。一方、アルミ製やスチール製の社外キャリアは、軽量でサビに強いといった機能的なメリットだけでなく、メーカーやモデルによってさまざまなデザインやカラーバリエーションがあり、バイクの雰囲気を一気に自分好みにアレンジできるのが大きな魅力です。さらに、積載量の調整や荷掛けフックの位置など細部にもこだわったモデルも多く、カスタム志向のライダーには欠かせないアイテムとなっています。
積載できる荷物の量や積みたいアイテムのサイズ・重さ、目的地の路面状況(舗装路中心か林道メインか)によって、最適なリアキャリアの形状や素材は異なります。例えば長距離ツーリングや連泊キャンプなど、どうしても荷物が多くなりがちなシーンでは、耐荷重が大きく積載面積も広いキャリアを選ぶと安心です。また、ボックスやサイドバッグなど複数のバッグを同時に取り付けられるマルチ対応タイプや、荷掛けフックが多いモデルは、荷物の配置や固定が自在にでき、積載の自由度が飛躍的に高まります。
設置時は必ず車体の取り付け部分のボルトやフレームの形状、耐荷重表示などをしっかりと確認し、説明書に沿って正確に固定しましょう。緩みや歪みが出ないよう、工具を使って丁寧に作業することがポイントです。取り付け後も時々増し締めを行い、走行中の振動や荷重によりネジが緩んでいないかこまめにチェックすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。また、積載時には荷重が一点に集中しないよう、できるだけ面で支える設計や、荷物がずれにくい滑り止め加工が施されたモデルを選ぶと、走行時の荷崩れや落下リスクを大幅に軽減できます。さらに車体にかかる負荷分散を意識し、バイクの重心をなるべく低く中央寄りに保つよう積載すると、長距離走行や林道など悪路でもバランスよく安定して走れます。
リアキャリア選びでは耐久性や安全性だけでなく、見た目のカスタム性や荷物の積みやすさ・使い勝手など細かなポイントにも注目しましょう。キャリアの高さや形状によっては、バイクへの乗り降りやメンテナンスのしやすさも変わるので、普段使いから本格的な旅まで、自分の使い方や目的にぴったり合ったリアキャリアをじっくり選ぶことが大切です。最適なキャリアを手に入れることで、日常の買い物からキャンプ、ロングツーリングまで幅広いシーンで安心・快適なオフロードバイクライフを実現できます。
【リアキャリア種類別比較&選び方ポイント】
比較項目 | 純正キャリア | 社外品キャリア(アルミ) | 社外品キャリア(スチール) | 備考・選び方 ポイント |
---|---|---|---|---|
適合性 | ◎(車種専用で抜群のフィット感) | ○(多くは汎用も可) | ○(多くは汎用も可) | 純正は初心者にも安心、社外品は個性重視 |
耐久性 | ◎ | ◎ | ◎ | いずれも耐久性高いが取付精度に注意 |
重量 | 普通 | 軽い | やや重い | 軽量化重視ならアルミ製 |
サビへの強さ | ◎ | ◎ | △ | 屋外保管が多いならアルミや純正がおすすめ |
積載量 | ○〜◎ | ◎ | ◎ | 社外品は大型・多機能なものが多い |
デザイン | ○ | ◎ | ◎ | 社外品はカラーバリエーションも豊富 |
荷掛けフック数 | 普通 | 多い | 多い | 多いほど固定力アップ |
取付の容易さ | ◎ | ○ | ○ | 純正は説明書通りで簡単 |
カスタム性 | △ | ◎ | ◎ | カスタムしたい人は社外品 |
価格帯 | やや高い | 普通〜高め | 普通〜高め | 価格と用途のバランスで選ぶ |
おすすめ用途 | 日常使い・初心者・安心感重視 | ロングツーリング・カスタム | アウトドア・積載量重視 | 用途とスタイルで選ぶ |
【リアキャリア設置・運用時チェックポイント】
チェックポイント | 解説・アドバイス |
---|---|
取付ボルト・耐荷重確認 | 車体の形状・取付説明書をよく確認する |
積載時の重心・荷重分散 | 荷物を中央かつ低い位置にまとめると走行安定性アップ |
荷掛けフックの活用 | 複数のフックを使い荷物をしっかり固定 |
滑り止めや面で支える設計 | 荷物のズレ・荷崩れ防止に効果的 |
増し締め・定期点検 | ネジの緩みや歪みがないか定期チェックでトラブル回避 |
高さ・形状も要チェック | 乗り降りやメンテのしやすさ、バッグやボックスの装着性も重視 |
デザイン性 | バイクの見た目やカスタム性も含めて選ぶと満足度アップ |
キャリア自作派のための実例と必要パーツ

市販キャリアではどうしても満足できない方や、バイクをより自分らしくカスタムしたいと考える方にとって、キャリアの自作は非常に魅力的な選択肢です。例えば、アルミパイプやステンレスパイプ、さらにはホームセンターで購入できる各種金具・ステー・ボルトなどを自由に組み合わせて、既製品では実現できない細かなこだわりや自分のバイクにぴったり合った設計が可能となります。実際に材料をカットしたり、曲げたり、穴を開けたり、組み立てたりする工程そのものが工作好きのライダーにとっては大きな楽しみであり、完成したキャリアを実際に自分の手で取り付けたときの達成感は格別です。
キャリア自作の際に重要となるのは、荷重が一点に集中しやすい部分の強度確保や、バイク本体との取り付け位置・方法への十分な注意です。しっかりと溶接する、あるいはボルトで確実に固定するなど、組み立て方や強度計算を怠ると、走行中の細かな振動や悪路、そして重い荷物の衝撃などによってキャリアが破損したり、最悪の場合走行中に外れてしまう危険性もあります。こうしたリスクを減らすためには、設計段階で力のかかり方をイメージし、必要に応じて補強パーツを追加することが肝心です。もし溶接やDIY作業に自信がない場合は、専門ショップの協力を仰いだり、自作経験豊富な友人・知人のサポートを積極的に受けるのがおすすめです。
最近はSNSやYouTubeなどで、キャリア自作の具体的な成功例・失敗例をわかりやすく紹介した投稿や、実際の設計図や必要パーツのリスト、製作に使う工具や作業の流れを詳細に解説してくれる動画・記事もかなり増えてきました。これらの情報を活用すれば、初めて自作に挑戦する方でも、準備段階から実際の組み立て、完成後の強度テストまで、より安全かつ確実にキャリアを自作できるはずです。何より、世界に一つしかないオリジナルキャリアが完成するまでの工程をじっくり楽しめるのが最大の魅力です。実用性はもちろん、デザインやカスタム性にもこだわった積載アイテムを手作りし、自分だけの特別な積載カスタムを実現してみましょう。
【キャリア自作に必要な主なパーツと役割】
パーツ名 | 主な役割・用途 | 備考・おすすめポイント |
---|---|---|
アルミパイプ | キャリア本体のフレーム | 軽量・加工しやすい・サビに強い |
ステンレスパイプ | フレーム補強・耐久性向上 | 強度と耐食性に優れ、重い荷物にも安心 |
金具・ステー | 固定部の補助・補強 | 多様な形状があり取り付け自由度が高い |
ボルト・ナット | 各パーツの固定 | 緩み防止ワッシャーなどで安全性アップ |
補強プレート | 強度が必要な部分の補強 | 力が集中する部分や荷重分散に有効 |
溶接用具(または接着剤) | パイプやパーツの接合 | 強度が必要な部分は溶接が理想 |
防錆・防水コーティング材 | サビ防止・長寿命化 | 完成後の仕上げとして必須 |
工具(ドリル、ノコギリ等) | 加工・組み立て作業全般 | DIYの経験に合わせて使いやすい工具を選ぶ |
【お題目】キャリア自作の基本ステップと注意ポイント
ステップ | 主な内容・注意点 |
---|---|
1. 設計・イメージ作成 | バイクに合わせた設計図やイメージ図を用意 |
2. 材料とパーツの準備 | 必要な素材・工具・金具を事前にリストアップ |
3. 加工・パーツの作成 | パイプのカット・曲げ・穴あけ等は丁寧に |
4. 仮組み・取り付け確認 | 仮組みで車体との干渉や寸法をチェック |
5. 補強・本組み立て | 強度が必要な部分は溶接や補強プレートを追加 |
6. 仕上げ(塗装・コーティング) | サビや水濡れ対策に防錆・防水処理を施す |
7. 実走テストと調整 | 実際に走行してネジの緩みや振動、耐久性などを入念に確認 |
8. 定期メンテナンス | 使用中もネジの増し締めや点検を継続 |
オフロードバイク積載アイテム&カスタム徹底解説

- サイドバッグ選びのポイントとおすすめ製品
- シートバッグおすすめモデル&使い分け術
- 積載力を引き出すカスタム&実用アクセサリー集
- キャンプツーリングで役立つ積載アイディア
- 旅仕様カスタムで積載と快適性を両立するコツ
サイドバッグ選びのポイントとおすすめ製品

サイドバッグは、オフロードバイクの積載方法として特に人気があり、多くのツーリングやキャンプ、さらには長距離移動や旅のあらゆるシーンで頼りになる定番アイテムです。まず選び方の最重要ポイントは、防水性能の高さです。オフロードバイクは山道やダート、舗装されていない道を走ることが多く、突然の豪雨や水たまり、泥はねなどの予測できない環境にさらされがちです。そのため、防水性の高い生地や、縫い目に止水加工が施されているモデル、止水ジッパーを採用した製品を選ぶことで、万が一の雨天時にも大切な荷物が濡れるリスクを大幅に減らすことができます。また、防水カバーが付属しているかどうかも合わせて確認しましょう。これがあれば突然の悪天候にも素早く対応できます。
さらに耐久性も絶対に外せないポイントです。オフロードではダート走行や転倒、枝や岩にバッグが当たるなど、バッグ自体が強い衝撃や摩擦にさらされます。そのため、厚手のナイロンやターポリン素材、もしくは摩耗に強い生地や補強パーツが使われているモデルを選ぶことで、破損や擦り切れを防ぎ、長期間にわたって安心して使用することができます。バッグ本体の縫製がしっかりしているか、底面に補強が入っているかも要チェックです。また、容量についても自分の旅のスタイルや、実際に持ち運ぶ荷物の量に合わせて最適なサイズを選ぶことが重要です。容量が大きすぎると、ついつい不要なものまで入れてしまいがちでバイクの操作性に影響が出ますし、逆に小さすぎると必要なものが入らず不便になってしまうので注意しましょう。
加えて、オフロードバイク特有のアップマフラーとの干渉にも十分気をつける必要があります。サイドバッグがマフラーに直接触れてしまうと、熱で生地が溶けてしまい、最悪の場合はバッグの中身や積載した荷物にまで被害が及ぶこともあります。このリスクを避けるためには、防熱パッドが付いていたり、アップマフラー車専用の形状になっているサイドバッグを選ぶと安心です。取り付け時はマフラーとの距離や高さを必ず確認し、必要に応じてバッグサポートを追加するのも有効です。また、走行中のバタつきを抑えるため、ベルトやストラップで確実に固定できるかどうか、固定方法が分かりやすく工夫されているかも事前にチェックしましょう。バッグ内部が多段構造やポケット・仕切りで工夫されている製品は、細かな小物類や工具、電子機器の収納・整理がしやすく、ツーリング中の利便性や快適性も大きくアップします。
具体的なおすすめブランドとしては、ENDURISTANやデグナー、モトフィズなどが挙げられ、多くのライダーから非常に高い評価を集めています。ENDURISTANは高い防水性と堅牢な構造、シンプルで実用性に優れた設計が特徴で、世界中の過酷な環境下でも信頼できる製品です。デグナーは日本製らしいきめ細かな設計や品質、豊富なバリエーションが魅力で、初心者からベテランまでさまざまなユーザー層に支持されています。モトフィズはツーリングに特化した多機能な設計や実用性が高く、コストパフォーマンスにも優れています。気になるサイドバッグは、実際に店頭で質感や重さ、取り付けやすさを確かめたり、同じバイクのオーナーによるレビューやSNSの口コミを参考にすると、自分にぴったり合うモデルが見つけやすいでしょう。用途やスタイルに合わせて、最適なサイドバッグを選んでオフロードバイクでの旅やツーリングをより快適に、思いきり楽しんでください。
【サイドバッグ選びの比較ポイント一覧】
比較ポイント | 内容・チェック項目 | 補足 |
---|---|---|
防水性能 | 防水生地・止水ジッパー・防水カバーの有無 | 雨天走行・川渡り・泥はねなどに重要 |
耐久性 | 厚手ナイロン・ターポリン・補強パーツの有無 | 転倒や摩擦に強いか |
容量 | 旅スタイルに合ったサイズ選び | 大きすぎず小さすぎずが理想 |
取り付け安定性 | ストラップ・ベルト固定方式・バタつき防止構造 | 走行中の安定感と脱落防止に直結 |
マフラーとの干渉対策 | 防熱パッド・専用設計・バッグサポートの有無 | アップマフラー車両は要注意 |
内部構造 | ポケット・仕切り・多段構造 | 小物や工具の整理整頓がしやすい |
ブランド | ENDURISTAN・デグナー・モトフィズ | 実績や評判が高いブランドを選ぶと安心 |
実際の使いやすさ | 店頭確認・レビュー・SNS口コミ | 実物で重さや取り付け感をチェック |
【おすすめサイドバッグブランドと特徴】
ブランド名 | 主な特徴・強み | こんな人におすすめ |
---|---|---|
ENDURISTAN | 防水・耐久・堅牢・シンプル設計 | 本格派・ハードな環境で使う人 |
デグナー | 日本製・品質・バリエーション豊富 | 初心者〜中級者・デザイン重視 |
モトフィズ | 多機能・コスパ・ツーリング特化 | コスパ重視・ツーリング派 |
シートバッグおすすめモデル&使い分け術

シートバッグは非常にコンパクトながら、使い勝手が抜群で幅広いシーンで活躍するアイテムです。特に日帰りツーリングや近場への散策、小旅行など、短距離から中距離までさまざまな用途に対応できるため、オフロードバイク初心者にもベテランにも根強い人気があります。最近は容量が可変できる伸縮タイプや、バッグパックとして背負える2WAY仕様、さらには防水性や耐久性を重視した多機能モデルも続々登場しています。こうしたタイプであれば、旅先や途中で急に荷物が増えた場合でも安心ですし、普段使いから本格的なツーリングまで幅広く使い分けが可能です。
取り付けについては、必ずバイクにしっかりと固定できる構造か、走行中にズレたり外れたりしないかを事前に確認しましょう。専用ストラップやロック機能が付いているタイプなら、長距離ツーリングや悪路でも安心して使用できます。さらに、シートバッグは荷物の出し入れのしやすさも大きなポイントで、ファスナーが大きく開くタイプや、仕切りやポケットが多いモデルを選ぶことで、ツーリング中に必要なものを素早く取り出せるのが魅力です。仕切りが工夫されているバッグなら、小物や工具、レインウェアなども整理整頓しやすく、荷物がごちゃごちゃしがちな人にもおすすめです。
また、突然の雨でも慌てずに済むよう、防水カバーが付属しているかどうか、あるいはバッグ自体の防水性能がどれほど高いかも忘れずにチェックしておきましょう。防水性の高いモデルであれば、スマートフォンや着替え、電子機器などの大切な荷物も安心して収納できます。走行中に水が入り込まないよう止水ファスナーやシームテープ加工など、細かい仕様も確認ポイントです。
収納性と安全性、使い勝手の良さを兼ね備えたシートバッグを上手に使い分けることで、ツーリングや旅の自由度がぐっと高まります。シートバッグとサイドバッグを併用することで積載量も大きく増やせますし、シーンに応じて適切なバッグを選ぶことで、快適なオフロードバイクライフを実現できます。自分のバイクスタイルや用途に合ったシートバッグを選び、積載の幅をどんどん広げていきましょう。
【シートバッグのタイプ別特徴とおすすめポイント】
タイプ・特徴 | おすすめポイント | 主な用途・シーン | 備考 |
---|---|---|---|
伸縮タイプ(可変容量) | 荷物が増減しても柔軟に対応できる | ロングツーリング、買い物 | 旅先や急な荷物増加も安心 |
2WAY仕様(バッグパック兼用) | バイクを降りてからも背負って持ち運べる | 日帰り旅、アウトドア | 徒歩移動が多い人に便利 |
防水・多機能モデル | 雨でも中身が濡れにくく、耐久性も高い | 悪天候ツーリング、長旅 | 電子機器や着替えも安全 |
大型ファスナータイプ | 荷物の出し入れがしやすく、整理整頓も簡単 | 日常使い、短距離移動 | 仕切り付きだとさらに便利 |
ポケット・仕切り豊富タイプ | 小物や工具などを細かく分けて収納できる | メンテナンス道具持参旅 | ぐちゃぐちゃになりがちな人向け |
ロック機能付きタイプ | 長時間バイクから離れる時も安心 | 観光や立ち寄りスポット | 防犯性が気になるシーンで有効 |
【用途別シートバッグの使い分け例】
シーン・用途 | 推奨シートバッグタイプ | 理由 |
---|---|---|
日帰りツーリング | 2WAYタイプ | バイク降車後も持ち運びやすい |
キャンプ・泊まり旅 | 伸縮&防水タイプ | 荷物が増えても安心・天候変化に強い |
街乗り・買い物 | 小型&ポケット豊富タイプ | 買ったもの・小物を分けて収納できる |
ロングツーリング | 大容量多機能タイプ | 衣類・工具などたくさん入る |
山道・オフロード | 固定力が強いロック機能タイプ | バタつかず安定&盗難防止 |
【シートバッグ選びのチェックリスト】
チェック項目 | 内容・備考 |
---|---|
取り付けが簡単か | 専用ストラップやベルトで固定できるか |
防水性は十分か | 防水カバーや止水ファスナーの有無 |
容量は足りるか | 普段の荷物+αが入るか |
ポケットや仕切りがあるか | 小物の整理整頓ができるか |
ロック・盗難防止機能はあるか | 防犯面も安心できるか |
実際の使い勝手・レビューは良いか | SNSや口コミもチェック |
積載力を引き出すカスタム&実用アクセサリー集

積載力をさらに高めたいときには、リアキャリアやサイドキャリア、バッグサポートの増設だけでなく、フェンダーバッグやハンドルバッグ、タンクバッグ、ラゲッジネットといった多様な実用アクセサリーの追加がとても効果的です。例えば、フェンダーバッグは工具やパンク修理キットなど、ツーリング中にすぐに使いたいアイテムをスマートに収納でき、万が一のトラブルにも素早く対応できる安心感があります。ハンドルバッグはスマートフォンや財布など小物類の収納に便利で、信号待ちや休憩時にもすぐ取り出せるため、利便性が格段に高まります。タンクバッグは行動食や地図、サングラスやカメラといった、頻繁にアクセスしたいものの整理に最適で、出し入れのしやすさや、走行中に荷物が邪魔にならない工夫も施されているモデルが増えています。ラゲッジネットは柔軟に形状を変えられるため、バッグやテント、寝袋など形や大きさが異なる荷物でも、しっかりと固定して積載することが可能です。
これらのアクセサリーはツーリングの目的や積載するアイテム、バイクのスタイルに合わせて自由にカスタムできるのが大きな魅力です。例えば、未舗装路を長時間走る予定がある場合は、しっかりとしたバッグサポートや脱落防止ストラップ、強化金具付きのものを選んでおくことで、走行中の振動や衝撃にも安心して使うことができます。また、最近は工具不要でワンタッチ着脱できるアクセサリーも多く、宿泊先やキャンプ場での積み下ろしが格段にスムーズになり、出発準備の手間も大きく削減されます。さらに、素材の耐久性や防水性能、脱着のしやすさといった細かな使い勝手もチェックポイントです。気候や路面状況に合わせて選ぶことで、積載スペースをより快適に、安全に拡張できます。
こうした細やかなカスタムと実用的なアクセサリーの組み合わせによって、積載力だけでなく、ツーリングやキャンプ時の快適度や旅全体の自由度も飛躍的にアップします。使い方や旅の目的地、積載する荷物に合わせて最適なアクセサリーを選び取り入れることで、自分だけの「旅仕様」バイクを作り上げる楽しさも味わえます。積載カスタムの工夫を凝らし、ツーリングでの装備や快適性、利便性をどんどん高めることで、オフロードバイク旅の可能性はさらに広がります。目的に合わせてさまざまなアクセサリーを賢く活用し、あなた自身の理想の旅を形にしていきましょう。
【積載力アップに役立つカスタム&アクセサリー早見表】
アクセサリー名 | 主な用途・メリット | 収納するおすすめ アイテム | 特徴・選び方ポイント |
---|---|---|---|
リアキャリア | サイド・リアボックスの装着や荷物固定に便利 | 大型バッグ・ボックス | 耐荷重・サイズ・固定力で選ぶ |
サイドキャリア | サイドバッグや大型荷物の安定固定に | サイドバッグ・寝袋・テント | バイクとの相性や防振性が重要 |
バッグサポート | バッグのずり落ち・バタつき防止 | サイドバッグ | 車種専用品や簡易型が選べる |
フェンダーバッグ | 小物や工具の収納、緊急時アイテムの素早い取り出し | 工具・パンク修理キット | 走行中も落下しない固定力が重要 |
ハンドルバッグ | すぐ使いたい小物の収納に便利 | 財布・スマホ・地図 | 防水タイプや着脱のしやすさも |
タンクバッグ | 頻繁に出し入れする物の整理、旅の行動食やカメラ収納 | 行動食・カメラ・サングラス | マグネット式やストラップ式が選択可 |
ラゲッジネット | 形・大きさの異なる荷物を柔軟に固定 | テント・寝袋・バッグ | サイズ・網目の細かさをチェック |
脱落防止ストラップ | バッグや荷物の脱落を防ぐ、追加固定で安心感UP | 全積載アイテム | 着脱しやすいロック機構も便利 |
強化金具付きパーツ | 過酷なオフロード・長距離でも荷物の脱落・破損を防ぐ | 大型バッグ・重い荷物 | 素材の耐久性・バイク対応が重要 |
ワンタッチ着脱タイプ | 宿泊地や観光地での積み下ろし作業を時短 | リアボックス・タンクバッグ | 工具不要・ロック付なら防犯性もUP |
【カスタム&アクセサリー選びのチェックポイント】
チェック項目 | 内容・ポイント |
---|---|
取付けやすさ | 工具不要・ワンタッチで素早く脱着できるか |
耐久性・防水性 | 悪路・雨天でも安心して使える素材か |
収納力 | 積載したい荷物量やアイテムが十分に収まるか |
固定力 | 振動や衝撃でもズレたり落下しにくい構造か |
バイクとの相性 | 車種専用品か、取付け部分やサイズが合っているか |
使い勝手・拡張性 | 旅やキャンプ、日常で使い回せる多用途設計か |
キャンプツーリングで役立つ積載アイディア

キャンプツーリングを楽しむ際には、テントや寝袋、マット、調理道具、食料、チェアなど、どうしても持参しなければならない大きくてかさばる荷物が多くなりがちです。特にオフロードバイクの場合は車体がコンパクトな分、積載スペースに大きな制限があるため、限られたスペースをいかに有効に使うかが旅の快適さと安全性を大きく左右します。サイドバッグやドラムバッグを組み合わせることで積載容量を増やすだけでなく、荷物の重さを一か所に集中させず、左右や前後に分散してバランス良く積むことがポイントです。重心が偏らないように心がけることで、走行時の安定性も高まり、林道やダートでも安全に走れます。
キャンプ道具や旅の必需品のうち、アクセス頻度の高いアイテムやすぐ使いたい小物類は、取り出しやすいサイドバッグの上部や外側ポケット、またはシートバッグの一番上に収納しておくと、設営や撤収、道中でのちょっとした休憩時にも効率よく行動できます。さらに、衣類や寝具は圧縮袋に入れて可能な限り小さくまとめると、バッグ内のスペースに余裕が生まれます。キャンプ用の調理器具や食器も、スタッキングできるモデルや折りたたみ式・コンパクト収納が可能なギアを選ぶことで、驚くほど積載スペースを節約できるでしょう。バッグ内部も仕切りやポーチ、スタッフサックで整理整頓しておくと、現地で必要なものを素早く見つけられ、無駄な手間を省けます。
出発前の準備では、一度すべての荷物を広げて本当に必要なものだけを厳選し、「これは現地で必ず使うか?」を自問自答しながらパッキングを進めるのがおすすめです。特にキャンプツーリング初心者の場合、持っていく荷物がつい多くなりがちですが、厳選作業を丁寧に行うことで、積み過ぎや余計な重さを防ぐことができ、バイクの操作性も保てます。積載作業が完了したら、必ずバイクに実際に積み込み、走行前にバランスや荷崩れの心配がないかを再チェックしましょう。荷物の固定が甘いと、走行中にずれてしまったり転倒のリスクが高まるため、しっかりと確認することが大切です。
こうした細やかな工夫や積載の見直しによって、キャンプツーリングでの積載がより快適になり、現地での設営・撤収作業も効率よく行えるようになります。さらに、旅先でのトラブルやストレスの予防にもつながり、楽しいアウトドア体験を最大限に楽しむことができます。経験を重ねるごとに自分なりの積載術やパッキングのコツも見つかるので、ぜひ色々と工夫を凝らしながら、自分だけの最適なキャンプツーリングのスタイルを築いていきましょう。
【キャンプツーリングに必要な積載アイテムと収納のコツ】
積載アイテム | 主な収納場所 | おすすめ収納術・ ポイント | 役立つグッズ例 |
---|---|---|---|
テント | サイドバッグ・リアキャリア | 圧縮袋やスタッフサックでコンパクトに | 圧縮スタッフサック |
寝袋・マット | サイドバッグ・ドラムバッグ | 圧縮して下側に、重心を低く保つ | 圧縮袋 |
調理道具 | シートバッグ・サイドバッグ | スタッキング収納、軽量&折りたたみ式を選ぶ | 折りたたみ鍋・食器 |
食料・水 | サイドバッグ・シートバッグ | 必要量のみ持参、現地調達も活用 | ジップロック・密閉容器 |
衣類 | サイドバッグ・シートバッグ | 圧縮袋で小さく、着替えは最小限 | 圧縮袋・スタッフバッグ |
チェア | リアキャリア・ドラムバッグ | 軽量・折りたたみ式で省スペース | 折りたたみチェア |
小物類(ライト等) | サイドバッグ外側・上部 | すぐ使う物はアクセスしやすい場所へ | サコッシュ・ポーチ |
貴重品・電子機器 | シートバッグ・防水ポーチ | 防水ケースや防水バッグで個別管理 | 防水ポーチ・ジップロック |
タオル・雑貨 | 隙間スペース | 緩衝材としても利用可、すき間に詰める | 小型タオル・クロス |
工具・修理キット | フェンダーバッグ・サイド | 走行中アクセスしやすい位置に配置 | 工具袋・フェンダーバッグ |
【バランスよく積載するための荷物配置イメージ】
配置エリア | 推奨する荷物例 | ポイント |
---|---|---|
バイク中央下部 | 寝袋・調理道具など重めの物 | 低重心で安定感UP |
サイドバッグ | 衣類・マット・小物 | 左右均等になるように分散 |
リアキャリア | テント・チェア・かさばる物 | 高さを抑えて重心バランスに注意 |
シートバッグ | すぐ使いたい小物・防水バッグ | 出し入れしやすい位置 |
フロント・タンク | マップ・スマホ・行動食 | 素早くアクセスできる物 |
【キャンプツーリング積載工夫ポイントチェックリスト】
チェック項目 | 内容例 |
---|---|
荷物は必要最小限か | 持っていくものを事前に厳選する |
荷重バランスは左右均等か | サイドバッグや積み方で調整 |
圧縮袋やスタッフサックを活用しているか | スペース節約・パッキング効率UP |
固定がしっかりできているか | ネット・ストラップ・バンドを利用 |
防水対策をしているか | 防水バッグ・ジップロックで個別保護 |
荷物が走行や操作の妨げにならないか | 走行前に必ずポジションチェック |
休憩時に荷崩れ・緩みの確認をしているか | 休憩ごとにストラップ等を再点検 |
旅仕様カスタムで積載と快適性を両立するコツ

積載量を増やしながら快適性も高めたい場合には、バイク本体のセッティングや装備を工夫することが非常に重要です。まず、長時間の運転を楽にするためには、グリップ部分に滑り止めラバーや手に優しいエルゴグリップを導入することで、手首や手のひらの疲労を大きく軽減できます。さらに、風による体力消耗を防ぐためにウインドスクリーンや大型スクリーンを装着すると、高速道路や長距離走行時も快適性が劇的にアップします。シートについては、純正シートにアンコ盛りやゲルザブといった座面の追加加工を加えることで、座り心地が格段に向上し、長時間乗車してもお尻の痛みや疲労が溜まりにくくなります。加えて、ハンドルやペダルのポジションを自分の体格やツーリングスタイルに合わせて細かく調整したり、サスペンションのセッティングを再確認することで、路面状況が変化しても安定した走行と体への負担軽減が可能になります。こうしたきめ細やかな調整が、快適な旅仕様を作る上では欠かせないポイントとなります。
積載した荷物がライディングの邪魔にならないようにするには、パッキング後に必ずバイクにまたがってみて、ポジションや足つき、さらにはハンドル操作の違和感がないかを細かくチェックしましょう。必要に応じて荷物の積み直しや配置換えを繰り返すことが大切です。特にリア部分に荷物が集中しすぎると、バイクの重心が後方にズレてハンドリングに大きな影響を及ぼします。出発前には必ず実際に走行テストを行い、加速や減速、コーナリング時のバイクの挙動も入念に確認しましょう。また、積載量が多くなるほど振動や荷崩れのリスクも高くなります。ですから、ストラップやネットの増し締め、各部のネジやパーツの緩みがないかを定期的にチェックし、万全なメンテナンスを心がけてください。さらに、荷物が落下したりずれてしまわないよう、固定方法にも一層の工夫が必要です。
このような準備や調整を丁寧に繰り返すことで、たくさん荷物を積みながらも高いライディング快適性を保てる理想的な「旅仕様カスタム」を実現できます。自分の体格や持っていく荷物の量、旅の目的地やスタイルに合わせて各装備や積載方法を最適化することで、オフロードバイクでの長距離ツーリングやキャンプ旅がさらに楽しく、ストレスの少ないものへと進化していきます。ぜひ、自分だけのオリジナルな旅仕様バイクをじっくり作り上げて、忘れられない素晴らしいツーリングの思い出をたくさん作ってください。
【旅仕様カスタムで積載と快適性を両立するポイント】
カスタム・工夫内容 | 効果・目的 | 具体的なアイテム例・実践例 |
---|---|---|
グリップ・ラバー類の追加 | 長時間運転時の手首・手のひらの疲労軽減 | エルゴグリップ、滑り止めラバー |
ウインドスクリーン装着 | 風圧による体力消耗・疲労の軽減 | 大型スクリーン、汎用ウインドシールド |
シート加工・座面カスタム | 座り心地向上・お尻の痛みや疲労の軽減 | ゲルザブ、アンコ盛り加工 |
ハンドル・ペダル位置調整 | 体格や好みに合わせて最適なポジション確保 | ハンドルアップスペーサー、可変ペダル |
サスペンションセッティング調整 | 積載量や路面状況に応じた安定性・快適性の向上 | サスペンション調整ノブ |
荷物積載位置の調整 | バイクの重心バランス維持、操作性向上 | 荷物はなるべく低く・中央寄りに積載 |
パッキング後の跨り・動作チェック | 荷物が運転や足つき、操作の妨げにならないか事前確認 | 跨ってみて足つき・ハンドル切れ角を確認 |
走行テストの実施 | 実際の積載状態で加減速・コーナリング時の挙動確認 | 出発前に安全な場所で試走 |
ストラップ・ネットの増し締め | 走行中の荷崩れ・荷物落下防止 | 休憩ごとに荷締めバンド・ラゲッジネットを点検 |
ネジ・パーツの緩み点検 | 積載重量増加による各部のトラブル未然防止 | 車載工具で増し締め、定期的なメンテナンス |
荷物固定方法の工夫 | バイクや荷物に負担をかけず確実に積載するため | ラチェットストラップ、滑り止めネット、バッグサポート |
装備や積載方法の最適化 | 旅のスタイルや目的地、荷物量に合わせて快適性を最適化 | 必要装備を厳選・取捨選択 |
定期的なメンテナンス | 長期ツーリングでも安心して旅を続けるため | チェーン注油・エンジン点検など |
【積載と快適性を両立させる主なカスタムアイテム一覧】
カスタムアイテム | 主なメリット |
---|---|
エルゴグリップ | 手の疲労を軽減 |
大型ウインドスクリーン | 風による体力消耗を抑制 |
ゲルザブ・座面加工 | お尻や腰の痛みを緩和 |
ハンドルアップスペーサー | 体格に合わせたポジション最適化 |
ラチェットストラップ | 荷物の固定力アップ |
サスペンション調整ノブ | 路面や積載量に応じた調整が可能 |